日々介護の仕事をしていて、人材不足で悩まされている今日この頃。
8時間夜勤のはずが・・・昼過ぎまで残業なんてこともざらです。
多分、私の勤めている事業所だけの問題ではないと思うのですが・・・
そんな中、今月一日に気になる調査結果の発表がありましたので、簡単にまとめてみたいと思います。
労働組合「UAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)」の「就業実態調査」の発表
「UAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCOU)」が介護職員にたいして「就業実態調査」を行った結果を発表しました。
月給で勤める介護職員に「働くうえでの不安はあるか」と聞いたところ、72.2%が「ある」と回答。その理由を複数回答で尋ねると、「自分の将来のことが不安」が51.6%で最多だった。以下、「利用者に適切なサービスができているか不安(35.3%)」「仕事中の事故が怖い(19.5%)」などが続いた。
引用元:ケアマネタイムス
また、この他にも
「賃金が安い」、「人手不足」、「仕事量が多い」などなど現状の介護職における就業環境の不満が改めて浮き彫りなった感じです。
NCCUの久保芳信会長は1日の会見の会見を見て思うこと
NCCUの久保芳信会長は1日の会見で「介護職員の労働環境を改善する活動を引き続き精力的に進めていく。少しでも介護職の魅力を高めたい」と発言がありました。
これはこれでとてもありがたい言葉だとは思うんですが、そもそも今回の調査での発表もほぼネガティブな結果のみがクローズアップされている気がします。
ごく少数でもポジティブな意見があったのでは?って思っちゃうんですよね。
今回の件だけでは無く、マスメディアも介護業界の情報を流すときはほとんどがネガティブの内容ばかり・・・。 確かに間違った内容ではないのかもしれません・・・。
でもね、介護業界にとどまらずどの業界も人手不足が騒がれる中ネガティブなニュースばかり取り上げられると介護に興味ある人も尻込みしてしまうんじゃないかと思うんです。
もちろん、今の介護の現場は決して恵まれている環境とは言えないのも事実です。
今回の調査結果で出なかった「人間関係」なんかも介護職から離れる大きな原因にもなっていますしね。
まとめ
今回の調査結果を見て、8割の介護職員が仕事に不満ありという結果出てましたがみなんさんはどう感じましたか?
収入面で国も色々と施策を打ち出し初めているけど少し的外れな内容も多いのも否めないですよね。
今年始まる「特定処遇改善加算」なんかも・・・
私的にもっと環境を整えてほしいことは、「人の命を預かる職業」で責任の重い職業にしては現場のスタッフを護る制度が少ないような気がします。
スタッフの人数も少なく、特にユニット型の特養では日中1人で業務を回すことも珍しくないと思います。そんな環境では肉体的にも精神的にもスレスレの中でストレスを抱えるスタッフも多いと思います。
事業所の采配になるとは思うのですが、そんなストレスを緩和するために専門のカウンセラーなんかを定期的に呼んでもらい少しでもストレスを解消できる手段を設けるなどの対策があってもいいと思います。
最後に、色々と不遇と言われやすい介護の業界ですが今後訪れる超高齢化社会において必要不可欠な職業だと思います。
行政にももっと的を得た施策を打ち出してもらい、マスメディアにはもっと介護職のいい面も報道してもらい少しでもイメージを改善してもらいたい今日この頃です。