みなさんこんにちは!こんばんは!ケンマルです。
去年看取り介護についの記事を掲載したのですが今回は実際、私の勤務している施設で行っている看取り介護を紹介しつつ、介護職が抱える看取り介護への不安を解消できるようお役に立てればと思っています。
利用者さんが最後を迎えた際に職員が対応を迷わない為に
いざ、利用者さんが最後を迎えたときに最初に発見した介護職員はどんなに経験を積んだ職員でも多少なりに「ドキっ」としますよね。※ドクターに死亡診断をしてもらっていない段階なので敢えて「亡くなる」という言葉は使っていません。
ましてや、経験の浅い新人の介護職員の場合は各自にテンパってしまうんじゃないでしょうか?
そこで大事になるのが「対応マニュアル」。
しかも、介護職以外がみても分かるように簡素化されたものが大事。
いざ対応の際に情報量の多いマニュアルとだと、特に新人さんは瞬時に状況判断が出来なくなるためです。
守秘義務の観点から施設で使用しているマニュアルは掲載できないのですが、以前私が制作した対応マニュアルと結構類似しているのでそちらを参考までに載せておきます。
ちなみにこのマニュアルは夜間対応用です。
ここで気を付けたのが上でも述べたのですが極力情報量を減らすことと、対応職員の負担を軽減するために外部への連絡窓口を相談員もしくは施設長に限定しました。
介護職員は相談員到着まで簡単な対応のみとして「利用者さんを仰臥位にして顔をきれいにして髪を整える」程度の対応に限定しています。
その後の対応も相談員もしくは施設長に指示を都度仰ぐことにしてあるため「自己判断」する負担を軽減しています。
このマニュアルを作った時にベテランの職員からは全身清拭や着替えまでやっておくべきでは?と言われたのですが、あくまで「誰が対応しても落ち着いて対応できる」を主体に置いているためこのような形で作成してみました。
まとめ
今回は看取り介護における夜間の容体悪化時の対応マニュアルについて書いてみました。
介護の新人を含め、看取り介護を行う上で何が一番心配か聞き取りをした際に多かったのが夜間の容体悪化時に対応する際に自分で判断や決断をしないといけないことが不安という意見が多かったんですよね。
その為、「自己判断や決断」する場面を少なくすることで介護職への負担を軽減するよう配慮してこのようなマニュアルが出来ました。
看取りの経験豊富なベテラン介護士からみると内容が薄すぎるなんて意見も聞かれるかもしれませんが、私の考えは緊急時に使うマニュアルは誰でも理解でき即座に対応できることが一番だと考えています。