【介護施設】 他職種連携について考えてみる 多角的な介護を実現するために

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介護の豆知識
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みなさんこんにちは!こんばんは!ケンマルです。

介護の現場でよく利用者さんに対してより良い介護を提供するには他職種の連携が大事だということをよく聞くと思います。

そこで、今回は介護現場での他職種連携について色々考えてみたいと思います。

他職種連携の前に同職間の連携が大事!

いきなりなんですが、他職種の連携について考える前に長年介護職をやっていて常々感じているのが、同職間の連携があまりにも取れていないという事です。

例えば、一人の利用者さんに対してケアの内容が大きく異なることがよくありました。

職員一人一人が利用者さんのために良いケアをしたいという思いは同じなのですが、介護に対する考えかや利用者さんの状況の捉え方の違いからケアの内容が違っていたように思います。

決してそれぞれのケアの内容が間違っているわけではないのですがあまりにも個々の支援内容が異なる為、利用者さんやその家族に混乱を与えることもあるんですよね。

また、介護職間でケア内容の統一が出来ていないと他の職種も混乱します。

例えばA介護士とB介護士が同じ利用者さんの状態を看護師に報告した際に内容に差異があったり矛盾があったりすると、報告を受けた看護師はどちらの内容を信用して今後の対策を考えればいいのか判断に迷うことになります。

こうしたことから、他職種連携を進めるにはまず、同職種の連携が重要になると思います。

とはいえ同職種の連携をはかることの方が難しいのかもしれないですね。

介護職を例に例えると、職員の背景には

  • 年齢の違い
  • 資格の有無(介護福祉士や初任者研修修了者など)
  • 介護未経験者
  • 外国人

などなどざっくり上げてもこれだけの背景の違いが思い浮かびます。

このように、人材の多様化が進むと、同じ介護職でも知識や技能に差が出たり仕事への意識など大きく異なってくると思います。

また、私が今まで介護現場で働いてきて上記の内容で特に感じたのが仕事への意識の差が大きいという点です。

特に経験の長い職員や知識が豊富な職員に良く見られたのが、自分に自信があり自分の考えが一番!って感じで他者の意見を聞き入れなかったり否定してしまう人が多く、そういったことから介護職同士の人間関係に不調和が出てて連携が取れないという事が多々ありました。

介護職同士の連携を取るにはどうしたらいいか?

これは私の一考えなんですが、

  1. ユニットリーダーを中心としたユニットケアの大まかな方針を決める
  2. 、利用さんの24時間シートなどを作成し利用者さんの状態の見える化を図る
  3. ある程度24時間シートで利用者さんの状況を把握できたら介護職間でアセスメントをし必要とされるケアを洗い出す。
  4. ケア方針が見えたら居室担当(利用者担当)を決めて他職種との窓口を一本化する
  5. 定期的に2に戻り状況の再確認し、新たな問題が発生したら再度3にもどりケアの見直しをする。

こんな感じです。1~5を行う事で利用者さんへのケア方針は出来ると思います。

ケア方針がたちそのケアを実行し成功させるのに大事なのは介護職間での情報の共有とお互いの利用者さんへの想いの相互理解だと思うます。

また、居室担当という窓口の一本化をすることで、ほかの介護職の意見をとりまとめと同時に他の職種に情報の伝達し得られた情報を集約します。

こうすることで方個性の差異や矛盾が生じることを防ぐことが出来るともいます。

他職種連携について

利用者さんの生活を支えるためには何故他職種連携が欠かせないのか考えてみたいと思います。

まず、それぞれの職種ごとに専門性が異なり、利用者さんを見る視点が異なるという事です。

介護施設で他職種連携のイメージはこんな感じだと思います。(このほかにケアマネや相談員なども含まれますが、今回は直接現場に直結する職種で構成しました)

利用者さんのための支援という点ではどの職業も共通していますが、職種ごとに役割がことなります。

相手の視点を理解することでスムーズな連携を図ることが出来ると思います。

  • 介護職・・・利用者さんの生活を送る上で支障を来す問題はなにか
  • 看護師・・・生活に困難を生じさせる疾患はなにか
  • リハビリ職・・・生活上動作を様猛原因はなにか
  • 栄養士・・・趣向や栄養面での問題はなにか

このように職種ごとに視点が違いそれを連携をとり輪の中心にいる利用者さんのために多角的なサポートが可能になると思います。

また、他職種間で出た意見や介護案などを具体的に落とし込み実行するにはケアマネを中心としたケアカンファレンスを行いそこで作成したケアプランを基に実行することになります。

ケアカンファレンスで重要なのは単なる状況の報告だけではなく、今までどのようなケアを行ってきたのか、それによって利用者さなにどのような変化があったのかなどを具体的に話合いをすることがケアカンファレンスの意義だと思います。

まとめ

今回は簡単ではありますが、他職種連携について考えてみました。他職種連携といいつつ同職(介護職)連携の問題点を長々書いてしまいましたが・・・・。

どの職種も利用者さんが施設で快適に過ごして頂きたいという気持ちは同じだと思います。

専門性の違いからしばしば意見のぶつかり合いなどもありますが、お互いの立場を理解し協力し、同じ立ち位置で話し合い認め合えば素晴らしい他職種連携からなるチームケアが実現すると信じています。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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