物忘れと認知症の違いについてのまとめ

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介護の豆知識
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みなさんこんにちは!こんばんは!ケンマルです。

人は年を取ると様々な機能が若い時に比べ衰えが見えてきます。

例えば何かするにしても動作が遅くなったり、人の名前などをなかなか思い出せなくなったり・・・。

ここで気になるのがこれって物忘れ?それとも認知症の始まり?って気になることもあるかと思います。

今回は、物忘れと認知症の違いについてまとめてみたいと思います。

物忘れと認知症の違いについて

物忘れの特徴
物忘れを自覚している
何かのきっかけ(ヒント)があれば思い出せる
日常生活に支障がない
体験したことの一部を忘れる
判断力は低下しない

例えば
夕食に何を食べたかを思い出せない。
印鑑を何処にしまったか忘れてしまう。
買い物に出かけて何を買うか忘れる。などなど

物忘れは一連の記憶の一部を忘れてしまう状態で年を取ると誰しも現れる症状です。

認知症による物忘れ
物忘れの自覚が無い
何かきっかけが(ヒント)があっても思い出せない
日常生活に支障がある
体験したこと自体を忘れる
判断力が低下する

例えば
食事をしたこと自体を忘れて思い出せない。
印鑑をしまったこと自体を忘れる。
買い物に出かけ、途中で外出した理由を忘れたり、自分の居場所が分からなくなる。

よくご飯を食べた後に「まだご飯食べてないんだけど、いつ食べさせてくれるんだい?」のようなお年寄りの言葉を認知症の方から聞かれます。

認知症は食事をしたことや印鑑をしまったことなど「そのこと自体」を覚えられない状態のことをいいます。

代表的な認知症の種類

アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症は記憶を司る海馬や頭頂葉といった脳細胞が広範囲で萎縮することで発症します。

主な症状は少し前の経験そのものを忘れてしまうため、何度も同じ行動をとったりします。

特に食事など経験した出来事に関する記憶(エピソード記憶)が障害されやすいとも言われています。

脳血管性認知症

脳梗塞やくも膜下出血など、脳の血管障害によって起こる認知症です。

脳血管性認知症は「まだら認知症」ともいわれ、例えば物忘れが激しくても判断力や理解力だけは低下が見られなかったり、日によって同じことができる日とできない日があったりというように、その症状にばらつきがある認知症のことです。

これは、脳細胞が死滅した個所にばらつきがあり、完全に機能が失われるわけではないためで、記憶障害から始まり認知機能全体が低下していくアルツハイマー型認知症とは異なる経過を辿ります。

レビー小体型認知症

大脳皮質の新駅細胞内に「レビー小体」と呼ばれるたんぱく質が留まることで発症します。

現在ではアルツハイマー型認知症に次いで患者数が多いともいわれていて、男性に多く見られるの特徴です。

症状が進行すると幻覚(幻視)がはっきりと現れます。
私もレビー小体型認知症の方の介護をしたことがありますが、夜になると「そこに蛇がいるから追い払って!」と怯える姿を見かけました。

また、体の硬直が始まり動作全般が遅くなります。

前頭側頭型認知症(ピック病)

怒りっぽくなるといった人格面での変化に始まり、最終的には重度の記憶障害を引き起こします。

多くの人が40~60代で罹患しており「若年性認知症」とも呼ばれています。

ピック病のもっとも特徴的な症状が「きゅうに怒りっぽくなった」「今までとはまるで別人のように人格がかわってしまった」などの人格の変化です。

まとめ

認知症と物忘れの違いについて簡単にまとめてみました。

また、認知症についてはご家庭では一緒に住んでいるご家族が「あれ?なんだか様子がかわったかな?」など些細な変化に気が付けるようにし早期発見が大事だといわれています。

また、介護施設で働く方に気を付けて欲しいことは、上で例を上げましたが利用者さんがご飯を食べた直ぐ後に「ごはんまだ?」等を訴えても職員から「ごはん今食べたじゃない!」などと声掛けせずに認知症はエピソード記憶の欠落からくるものなので話をきちっと聞いてあげて否定せずに頷く姿勢で接してあげてくださいね。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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