【介護保険】頑張りすぎない介護を目指そう!在宅介護における居宅サービスのまとめ

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介護の豆知識
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皆さんこんにちは、こんばんは!

ご家庭でご家族を介護されている方は負担も大きなものと思われます。

介護されるご家族(要介護者)も介護するご家族(介護者)も共に負担を軽減し、安心で出来るだけ快適に過ごすためにも介護保険サービスなどを利用することをおすすめします。

今回は、代表的な居宅(介護予防)サービスを簡単にまとめてみたのでよかったら参考にしてもらえると嬉しいです。

代表的な福祉サービス

代表的な福祉サービスは以下のようになっています。

1、訪問介護(ホームヘルプサービス)

2、通所介護(デイサービス)

3、通所リハビリテーション(デイケア)

4、短期入所生活介護(ショートステイ)

5、短期入所療養介護(医療型ショートステイ)

6、訪問入浴介護

7、訪問リハビリテーション

8、居宅療養管理指導

9、訪問看護

 

次に上記にあげたサービスの簡単な特色を書いていきたいと思います。

1、訪問介護(ホームヘルプサービス)

 自宅で安心して過ごすための介護保険によるサービスです。

ホームヘルパーが自宅を 訪問して、入浴や食事、排泄などの『身体介護』のほかに調理や買い物、洗濯、掃除といった『日常生活の援助』を行うサービスです。

訪問介護には受けられるサービスと受けられないサービスがあるので注意が必要です。下に例をいくつか挙げてみたのでご参照ください。

 

受けられるサービス

◯身体介護サービスの具体例

・食事介助:食事の際の支援

・入浴介助:全身又は部分浴(顔、髪、腕、足、陰部など部分的な洗浄)

・清拭:入浴ができない場合などに体を拭いて清潔にすること

・排泄介助:トイレの介助やおむつの交換など

・歩行介助:自分の足で歩くことができるように介助を行うこと

・更衣介助:衣類の着脱など着替えの介助

・体位変換:ベッド上など床ずれ予防のための姿勢交換

・移乗介助:ベッドから車いすに移す際の介助

 

◯生活援助サービスの具体例

・掃除:居間の掃除、ゴミだしなど

・洗濯:衣類を洗う、干す、たたむ、整理まで

・食事準備:食材の買い物代行から調理、配膳、片づけまで

・移動介助:「起き上がる」「座る」「歩く」といった行為が困難な場合や、移動の際に介助をすること

・受診手続き:病院の付き添いや薬の受け取り代行など

・その他:爪切り・血圧測定・耳垢の除去など医療行為では       ないもの

 

訪問介護で受けられないサービス

◯ホームヘルパーがやらなくても生活に差し支えがないもの

・家具の移動や電気器具の修理

・床のワックスかけ、・窓のガラス拭き

・家具の修理

・庭の草むしり

・ペットの散歩、など

◯医療行為にあたるもの

・インスリンの注射

・経管栄養の交換

・点滴の交換、たんの吸引作業

・摘便や床ずれの処置、など

◯本人以外の方に対する行為

・家族の分の食事を作る

・家族の部屋の掃除や衣類の洗濯などの家事代行

・家族の子供の面倒をみる

 

2、通所介護(デイサービス)

通所介護施設(定員19名以上)に通い、食事や入浴など日常生活上の支援や、生活機能向上のための訓練、レクリエーションなどを日帰りで行います。

通所介護(デイサービス)を利用する利点は、高齢になると社会的な役割が薄くなるにつれて、自宅へ引きこもることが多くなってきます。

刺激の少ない生活を送ることは、認知症を引き起こす要因にもなります。また筋力も弱まることから、寝たきりとなる可能性も高くなります。

こういったことから、少しでも社会との接点を持つとも重要になり、通所介護は社会との繋がりや他者との交流にも有効な場となっています。

また、日中に要介護者が外出することになると、家族などの介護者の介護負担の軽減にもつながります。介護者が自分の時間を過ごし、リフレッシュする時間をもつことは、介護を長続きさせるためにもとても重要なことです。

3、通所リハビリテーション(デイケア)

介護老人保健施設(老健)や医療施設に通い、食事や入浴などの介護のほかに、生活機能向上のための訓練を日帰りで行います。

ただ、介護サービスはまだまだ成長過程にあるの分野なので様々なアイデアやスタイルが日々生まれてきています。その為、通所介護(デイサービス)でもリハビリを行っている所などもありどちらのサービスもサービス内容が類似しているところもあります。

通所介護と大きな違いは通所リハビリテーションでは医師の常駐が義務付けられているという事です。

4、短期入所生活介護(ショートステイ)

短期入所生活介護(ショートステイ)は要介護者が数日~1週間程度の短期間で特別養護老人ホームなどの福祉施設を利用して短期入所(宿泊)し、食事や入浴などの介護、生活機能を維持向上させる訓練などを行います。

5、短期入所療養介護(医療型ショートステイ)

短期入所療養介護は(医療型ショートステイ)は、リハビリテーションや医療ケアなどの医療サービスを受けられるショートステイです。

おもなサービスは食事や入浴、排泄など生活介護のサービスもあります。なお、医学的な管理のもとに医療や機能訓練なども行います。

介護職員はもちろん、看護師や医師、リハビリテーションを行う理学療法士や作業療法士などが配置されています。

6、訪問入浴介護

寝たきり等が理由で、自宅の浴槽で入浴が困難な要介護者に対し主として自宅に浴槽を持ち込んで入浴の介護を行うサービスです。

対応するスタッフは介護職員と看護師が行います。

7、訪問リハビリテーション

訪問リハビリテーションは在宅生活において日常生活の自立支援と社会参加を目的として提供されるサービスです。

病院などの施設に通う事が困難な場合や退所・退院後の日常生活に不安がある場合などに主治医より訪問リハビリの必要性が認められた時にサービスを受けることが出来ます。

8、居宅療養管理指導

往診等を行っているかかりつけ医・歯科医師・薬剤師・管理栄養士が介護サービス計画に必要な情報を提供したり、介護や療養に必要な管理や指導を行います。

9、訪問看護

病気などを抱えている人の自宅に看護師などが訪問し、療養上の世話や医師の指導による医療的な処置、アドバイスなどを行います。

訪問看護の主な内容は下記の通りです。

  • 身体の清拭、洗髪、入浴介助、食事や排泄などの介助・指導
  • 病気や障害の状態、血圧・体温・脈拍などのチェック
  • 医師の指示による医療処置
  • 医療機器の管理:在宅酸素、人工呼吸器などの管理
  • がん末期や終末期などでも、自宅で過ごせるよう適切なターミナルケア
  • 床ずれ防止の工夫や指導、床ずれの手当て
  • 拘縮予防や機能の回復、嚥下機能訓練等の在宅リハビリテーション
  • 認知症による事故防止など、認知症介護の相談・工夫をアドバイス
  • ご家族等への介護支援・相談
  • 低栄養や運動機能低下など介護予防のアドバイス
    などです。

実際に居宅サービスなどの福祉サービスを受けるにはどうすればいいの?

実際にサービスを受けるにはどうすればいいか始めは不明な点がおおいですよね。

簡単な流れの説明を厚労省のホームページより引用したのでご覧ください。

ずは、お住まいの市区町村の窓口で要介護認定(要支援認定を含む。以下同じ。)の申請をしましょう。申請後は市区町村の職員などから訪問を受け、聞き取り調査(認定調査)が行われます。
また、市区町村からの依頼により、かかりつけのお医者さんが心身の状況について意見書(主治医意見書)を作成します。

その後、認定調査結果や主治医意見書に基づくコンピュータによる一次判定及び、一次判定結果や主治医意見書に基づく介護認定審査会による二次判定を経て、市区町村が要介護度を決定します。

介護保険では、要介護度に応じて受けられるサービスが決まっていますので、自分の要介護度が判定された後は、自分が「どんな介護サービスを受けるか」「どういった事業所を選ぶか」についてサービス計画書(ケアプラン)を作成し、それに基づきサービスの利用が始まります。

※要介護認定において「非該当」と認定された方でも、市区町村が行っている地域支援事業などにより、生活機能を維持するためのサービスや生活支援サービスが利用できる場合があります。
お住まいの市区町村又は地域包括支援センターにご相談下さい。

厚生労働省:介護保険の解説:サービス利用までの流れ

↑に厚労省のホームページのリンクを貼っておきました。

まとめ

介護って本当に大変ですよね。私たち介護のプロでも現場でマンパワー不足などからくる介護疲れでストレスを抱えることもあるんですよね。

そんななか、在宅での介護となると介護者となるご家族の負担は計り知れないと思います。介護離職や介護疲れによる悲しい事件なんかも少なくないのが今の日本における介護環境だと思います。

なので、今現在在宅で介護を頑張っている方には「がんばりすぎない介護」をして頂きたいと思っています。

その為にも介護保険を適切に利用しご家族などの介護者の介護負担の軽減につなげ頂きたいと思っています。介護者であるご家族が自分の時間を過ごし、リフレッシュする時間をもつことは、介護を長続きさせるためにもとても重要なことだと思っています。

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